プログラム可能なコンフィグレーション

  • 名前

プログラム可能なコンフィグレーション

  • 目的

コンフィグレーション対象を利用するプログラムを開発中に、コンフィグレーションに手間をかけないですませる。

  • 動機

アプリケーションの開発者全員が、利用するサーバーやフレームワークを熟知しているとは限らない。コンフィグレーションがファイルで提供されている場合、ファイルに記述する内容は複雑で、慎重な調整が必要とされることもある。
アプリケーションの動作にコンフィグレーションをいじらなくてはならない場合、開発やテストそのものよりも、正しくコンフィグレーションファイルを記述することに時間をとられることがある。
また、コンフィグレーションのいろいろなパターンを用意しておく必要があるとき、コンフィグレーションファイルを複数用意してそれぞれを変更することがある。この場合、全体に影響がある変更があると、すべてのファイルを修正しなくてはならない。
コンフィグレーションをプログラムから変更できるようにしておけば、コンフィグレーションファイルすべてを理解する必要がなくなる。またデフォルトのコンフィグレーションに対して部分的な変更を加えることも簡単になる。

  • 適用可能性

以下のような場合に有用。

    • 開発者各自がコンフィグレーションしなくてはならないが、コンフィグレーションファイルが複雑で、誰でも気軽に作成できない場合。
    • テストケースなどでコンフィグレーションを一時的に変更したい場合。
  • 構造
Configration
コンフィグレーションの内容を保持し、参照・変更できる。
ConfigrationFile
コンフィグレーションファイルを読み込んで、Configrationクラスを使って内容を反映する。
Application
Configrationクラスを直接使って、必要なコンフィグレーション内容を設定する。