コギャル チョッパ梅

常駐先の売店で売ってた。1袋30円で、ひからび梅干が5個入っている。名前が「コギャル チョッパ梅」なんだけど、パッケージがとにかく秀逸。
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Stage/4649/junk/ume.html

で、このパッケージ絵の背景にある物語はなにか?という話で盛り上がった。おそらくこの梅干はコギャルが生産しているのだ。梅干を作るためには梅がいる。まともに買っていては1袋5個入り30円では売れないので、当然人の梅林に侵入して梅泥棒を働かざるを得ない(パッケージのコギャルのスタイルから考えて、山梨の山奥あたりではないかと推定される)。
怪しまれないようにコギャルの扮装をして梅林に侵入し、手ごろな梅の実を収穫してまんまと逃げおおせようとしたところで、謎のばばあに出会うのである。犯行現場を見られたのではないか?警察に通報されるのではないか?あせるコギャル。ばばあは無表情にコギャルを見上げている(腰が曲がっているのだ)。ばばあが口を開いた。緊張が走る。
「梅おくれ」
予想外のばばあの言葉にコギャルはホッとした。
「ホラ、くれてやるよ」
収穫した梅の実をひとつ掴むとばばあに投げ渡した。ばばあはなおも無表情に、しかし眼光鋭くコギャルを見つめている。胸の裡にまた不安感が膨らんできた。やはりばばあは犯行を知っていて、いま渡した梅が動かぬ証拠となるのではないか?盗んだ梅をすべて差し出して見逃してもらおうか?いや、目撃者はこの場で始末したほうが...
ばばあが不敵な笑みを浮かべた。



ちなみに、とても不味かったです。