State

作業項目の状態。
2つの使い道がある。

  1. 作業項目を別担当に引き渡すのに使う。ワークフロー。作業項目がいくつかの段階に分かれていて、それぞれを別々の担当者が作業するようなとき、引渡しのタイミングをStateの変化で表現する。
  2. レポートでの抽出やサマリの条件に使う。「未着手」の作業項目にサインアップするとか、「処理済」の作業項目の数を毎日レポートするとか。

以下のような使い方をしてはならない。

  • 状態変化のタイミングが明確でない。いつ変化しなくてはならないのか、またいつ変化してはいけないのか、明確にすること。
  • 別の人に引き渡すときに状態が変化しない。ケースバイケースであったりあまりに複雑だったりすると状態変化(ワークフロー)で表現できないこともあるが、そうでなければ引渡しと状態変化は同時にするべき。
  • 状態の数が(とても)多い。それぞれの意味を厳密に定義して、それを作業者に周知して、さらに全作業者がそのとおりにきちんと作業するためには、コストがかかる。特に、作業者が(うっかりしてか、面倒でか、悪意でかにせよ)誤った状態変化をしたときに矛盾が生じるようだと、あとが大変。