スクラムマスターの資格って必要?本当に答えます
スクラムマスターに資格(職務に就くための必須の条件)はありませんが、認定(スクラムマスターとして有能である、十分である)はいくつかあります。
ですので、タイトルに直接答えれば「資格は必要ありません(そんなものはありません)」となります。
いっぽうで、スクラムマスターの認定はいくつかの組織から提供されています。こちらは勉強する目標としても、就任する上での判断材料のひとつとしても、有用ではないかと思います。
Certified Scrum Master® / CSM® / 認定スクラムマスター
非営利組織Scrum Allianceが提供しています。認定トレーナーの研修を受けた上で受験します。日本ではOdd-e Japan、アギレルゴコンサルティング、アトラクタなどが提供しています。
Licensed Scrum Master / LSM
Scrum, Inc.が提供、日本ではScrum, Inc. Japanが提供しています。研修を受けた上で受験します。
なお、Scrum, Inc.(米国)では現在 Licensed Scrum Master という名称を使わず、 Scrum Master by Scrum Inc.™となっているようです。Scrum, Inc. JapanでもLSMという表記が目立たなくなっており、名称の変更がされるのかもしれません。(2021年5月現在)
Professional Scrum Master™ / PSM
Scrum.orgが提供しています。試験だけ合格すれば認定を取得できます。対応する研修もあり、日本ではITプレナーズなどが提供しています。
スクラムマスター以外
それぞれ、より上位の認定や、スクラムマスター以外のプロダクトオーナーや開発者の認定も提供しています。より広く・深く学ぶうえで有用だと思います。
参考にした資料:
なお本記事はCC-BY 4.0で提供します。ご自分のブログ、メディア、サイトなででそのまま掲載いただいて構いません。