ITではないアジャイル
ちょっと考えてみればわかることですが、アジャイルはソフトウェア開発だけのものではありません。ビジネスはもちろん、開発ではない普通の(?)日常業務、ITと縁のない職場での仕事でも、アジャイルのプラクティスや発想は有効です。
どこでも使えるアジャイルプラクティスとして、以下のものをピックアップしてみました。
- ニコカレ
- バーンダウンチャート
- 時間割
- 付箋による進捗表
- タスクかんばん
- ライトニングトークス
- 偏愛マップ (マインドマップ)
- 百字作文 (99 words)
- キッチンタイマー (タイムボックス)
- イテレーションとインクリメント
- ふりかえり
- 朝会
どこがアジャイルやねん、というのが混ざっているかもしれませんが、アジャイルな人たちがやっているプラクティスです。これらのプラクティスは、以下の原理を共有しています。
- 思考と行動を導く ― 見える化によって問題の発見と除去、回避の行動を起こす
- 脈動 ― ゴールとフィードバックの繰り返しからリズムが生まれる
- 人間と相互作用 ― 行動する勇気と、行動から形成される信頼 「協力するためには、相手を好きである必要もありません。相手の努力を認め、自分の努力を相手が認めることが必要なだけです。そこから……互いに尊重しあうという関係が生まれます。」Linda Rising
という話を、中野区法人倫理会の勉強会で講演させていただきました。
講演資料(slideshare)
様々な業種の社長さん、経営者の方々に聞いていただき、いろいろお叱りも受けましたが、内容については興味を持っていただけました。
うん、やっぱりアジャイルは、形容詞としてのアジャイル、態度としてのアジャイルは、どこにでも通用する。その確信を深めることにもなりました。そうなると、いろんな人に話を聞いてもらいたくなりますね。
ところで、個人的に、今回の講演タイトル(リンク先参照)はないな。人に付けてもらって、かつアオられたのでそのままにしたけれど、伝えたいメッセージとコンフリクトする。やっぱり人任せ、振り回されはよくないと反省。