野中先生のセッション

圧倒的な情報のシャワーに打たれてずぶ濡れになり、必死になって持ち出せたのは両手にひとすくいだけ、それでもそのひとすくいには千金の価値があった。そんな感じでした。それを人に伝えるのは、また難しいのですが。

自分の仕事との関連で感じたのは、現場に行って、現場に入り込み、一緒に経験して初めて、未来へとつながる「知」が手に入るのだ、というメッセージの力強さです。アジャイルコーチとしてチームと一緒に開発をしながらいろいろ伝えていく、ということをしばらくやらせてもらっています。そういうやりかたでしか伝わらないことはたくさんあるし、そこで得るものもまた、たくさんある。

得たものは、徹底的に分析して考え抜かないと、コンセプトにならないというのも、考えを改めさせられる言葉でした。Fearless Changeにも「見直す時間を確保する」というのがきわめて基本的なパターンとして紹介されていますが、自分の手を見つめ直すことは大切、というか必要なのだなあと反省しました。